出水平野に飛来したツルの糞便から分離されたマイコプラズマ
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概要
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鹿児島県出水平野に,2006年12月から2007年2月に飛来したツルの糞便150検体(2個体ずつのプール)より鶏胚線維芽細胞(CEF)を用いてウイルス分離を試みる中,7例(4.7%)から寒天培地上でニップル状コロニーを形成するマイコプラズマが分離された。PCRで増幅された16S-rRNAの約1,000bp遺伝子のシークエンス解析により同定を試みたところ,Mycoplasma iowae (GenBank:AM073012)と97.9%の相同性を示した。さらに分離株の鶏胚への病原性を卵黄嚢内接種により検討したところ, 鶏胚の死亡率は50~83.3%と高かった。Twelve thousand or more cranes migrate from Siberia to the Izumi plains in the northern part of Kagoshima prefecture every winter and stay there from November to February. Mycoplasma sp. was isolated from crane feces samples collected in 2006-2007, with an isolation ratio of 7/150(4.7%). The isolates were identified as Mycoplasma sp. by Mycoplasma genusspecific polymerase chain reaction (PCR) assay. Gene-targeted sequencing (GTS) analysis of part of
- 2010-03-31
著者
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