飼育ペンギンの糞便からのサルモネラ分離および分離株の性状
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
西日本の動物園および水族館で飼育されているペンギン(合計144羽)から,2002年8月〜2004年5月にかけて採取された糞324検体についてサルモネラの分離を試みた。その結果,2002年8月にA動物園由来の16検体中8検体(50%)からサルモネラが分離され,すべてSalmonella Senftenberg (SS)と同定された。また,2003年12月にC水族館由来の糞15検体中1検体(6.7%)からサルモネラ(O4群,血清型不明)が分離された。市販の12薬剤に対する薬剤感受性試験の結果,分離SS株はクロラムフェニコールに対して耐性を獲得していると思われた。O4群血清型不明株は耐性を獲得しているとは考えにくかった。SSの7株およびO4群血清型不明1株を用いて,侵入遺伝子invAの検索を行ったところ,全てinvAを保有していることがわかった。
- 2006-03-01
著者
関連論文
- 飼育ペンギンの糞便からのサルモネラ分離および分離株の性状
- 採卵鶏農場において長時間飼育されたおとり鶏の病理組織学的検索
- おとり鶏からみた採卵鶏農場の病原体浸潤動向 : 2. 病原性ウイルス
- おとり鶏からみた採卵鶏農場の病原体浸潤動向 : 1. 病原性細菌・原虫
- 筋胃における鶏アデノウイルスのレセプター様分子の検出(家禽疾病学)
- Possible Roles of Transcription Factors of Pseudorabies Virus in Neuropathogenicity
- 大型ブロイラー農場における伝染性気管支炎ウイルス侵入の長期実態調査
- 筋胃びらん由来鶏アデノウイルスの免疫抑制鶏に対する病原性(短報)(家禽疾病学)
- 出水平野に飛来するツル糞便からの Salmonella Typhimurium の分離および分離株の性状
- ブロイラー筋胃びらんから分離された鶏アデノウイルスの血清型および筋胃病変の再現試験
- 出水平野に飛来したツルの糞便から分離されたマイコプラズマ
- 鶏痘ウイルスの飲水投与による免疫(短報)(家禽疾病学)
- SPF鶏導入による採卵養鶏場における病原体浸潤動向調査(短報)
- ブロイラーのファブリキウス嚢萎縮の実態ならびに萎縮要因の検索
- 弱毒ニューカッスル病ウイルスMET95株の赤血球凝集能
- 野外における鶏病病原体の浸潤実態
- ジョージア大学 家禽疾病診断研究センター : Poultry Diagnostic and Research Center : PDRC
- ボリビア・コチャバンバ地方のブロイラー農場におけるニューカッスル病発生事例と抗体保有状況調査
- アヒルから分離されたトリレオウイルス
- 若齢より発生したブロイラー鶏の趾蹠皮膚炎の病理学的及び細菌学的検索
- 若齢肉用鶏群における鶏アデノウイルス感染による筋胃びらんの発生および再現試験