個の表現と衣生活への関心-高校生の意識調査から-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
価値の多様化、個性化の中で衣生活は大きく変化した。高校生においても、ファッション志向はますます高まり、自己を表現するものと捉える考え方がより強く見られるようになってきている。本研究では、高校生の衣生活への意識や実態を質問紙法によって調査することにより、個の表現の要求との関係を明らかにし、衣生活教育における一つの視点として個の表現を取り入れることの意義について考察した。調査の結果、個の表現への要求が高いことが、被服購入や被服アレンジへの意識・実態に影響を与えることが明らかとなり、衣生活教育のカリキュラム開発の一つの軸足として個の表現を位置付ける意義が見出された。
- 大阪教育大学家政学研究会,Society for Life Culture of Osaka Kyoiku Universityの論文