特集1 : 特異有限要素を用いたき裂先端の固有値解析
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概要
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特集:省資源のための新しい生活技術の開発に関する研究-その3本特集号の省資源に関する研究において、筆者らは初年度に特異変換を用いる有限要素法の手法を開発して、特異応力場あるいはひずみ場の解析を容易にした。第2年度では、複合材料に特有の局所応力を解析する3次元の有限要素プログラムの開発を重点とした。さらに重要な成果として、中型あるいは大型計算機だけに可能であった有限要素解析をマイクロコンピュータで実行することに成功を収めた。これにより、技術者が直接に手元で構造計算を行うことができるようになり、精神的な負担も伴う計算の労力や実質的な計算時間の節減を達成することができた。ここまでの研究は、主として等方性材料の1/√r特異性を対象としたものであった。そこで、第3年度では、特異変換を用いる方法を複合材料等の異質材料接合部に拡張することを試み、簡潔な手法を確立することかできた。本報告は、主としてその結果について述べ、3年にわたる研究の結びとするものである
- 東京大学生産技術研究所,Institute of Industrial Science, the University of Tokyo,東京大学生産技術研究所第1部 固体材料強度学,複合材料技術センターの論文
- 1981-06-01
著者
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