『マクベス』と予言の自己成就
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概要
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『マクベス』はシェイクスピアの悲劇の一つであり、魔女の予言とその後のマクベスの行為との関係がこの悲劇を解釈する上でのポイントである。そこではマクベスの一連の行為を「運命」ととらえる見方と、そうではなくてマクベスの内的願望・感情が発現したものであるとする見方がある。本稿では、「予言の自己成就」という社会学的視点から、予言の影響下でマクベスがどのような状況の定義の下で行為を行ったのかという点を中心に検討した。 Macbeth is one of William Shakespeare’s famous tragedies, the crucial point for which is concerning the relationship between witches’ prophecies and Macbeth’s actions, There have been two perspectives regarding Mavbeth’s actions : one sees them as his fate, and the other sees them as originated from his free will. In this essay, I tried to interpret Macbeth from the perspective of sociological concept, ‘self-fulfilling prophecy.
著者
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