口腔腫瘍術後患者の摂食障害に対するとろみ食の導入
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概要
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Following an operation to remove a tumor in the oral cavity, a patient with dysphagia who had received IVH and intubation feeding for 21 days, was given food thickened with proceeded starch and dextrin (Tromelin). The patient acceptance was good and he could chew and swallow safely and easily than if given ordinary food. The psychological and emotional effects of such postoperational care are also discussed.口腔腫瘍術後患者は,程度に差はあるが,嚥下・摂食障害をきたしやすい。その経口摂取開始初期の栄養について,患者が満足して,より快適に摂取でき,経口のみで栄養が満たされるような食事を工夫した。そのためには,食べやすさを増すためにトロメリンでとろみをつけ, また,食べ残しがないように患者の嗜好を取り入れた。そして,この嗜好を取り入れたとろみ食を, 口腔腫瘍術後患者一例に提供した。その結果, とろみ食は,食べやすく,全量摂取でき,良好な栄養状態を維持し,口内の移植皮弁へのトラブルもなく有効であるという結果が得られた。また,患者が意欲や自信を持つという精神面への効果も見られた。
- 1998-01-31
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