あまんきみこの戦争児童文学 ―戦争体験の表象とその問題―
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概要
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旧満州で生まれたあまんきみこには,戦争に関する児童文学作品も多い。旧満州を舞台にした作品では,植民地支配と被支配,戦争協力,棄民問題など,旧満州特有の問題を描き,戦争についても,死んだ幼児,残された遺族,そして「戦争を知らない子供たち」の観点から,戦争の無残,喪失感,戦争体験の継承といったテーマが描かれていた。ただし「雲」は,改稿過程の中で開拓農民の戦争協力という要素が省略され,先行バージョンに比べて,戦争観の点で問題が残る。
- 2009-10-21
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