視覚効果を持つ表現の特徴 : 留学生のプレゼンテーション支援のために
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概要
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情報発信の能力として,プレゼンテーション能力の重要性が大学教育の中でも指摘されているが,留学生に対する教育もその例外ではない。本稿は,留学生向けプレゼンテーション教材の開発を目指すための基礎研究である。プレゼンテーションにおいて情報を的確に伝えるためには,「話し方」と「見せ方」の二つの要素が重要である。このうち「見せ方」に関して,発表の際に用いるスライドでは,視覚的にも,内容の理解の点からも,「見てすぐわかる表現」を使うことが必要である。本稿では,このような表現を「視覚効果を持つ表現」と位置づけ,視覚的な見やすさと使用されている表現の理解しやすさという二つの視点から実際のスライドを分析することで,特徴を明らかにした。 具体的には, 1枚のスライドの平均的項目数や字数を明らかにし,さらに「階層」や記号の利用が「視覚効果」につながることを述べる。また,よく用いられる表現形式の特徴についても述べる。
- 富山大学留学生センター = International Student Center, University of Toyamaの論文
- 2003-03-00