泌尿器科領域におけるBesacolinの応用
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概要
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我々はBethanecho1製剤であるBesacolinを各種泌尿器科手術患者及び各種病因による排尿困難を主訴とせる患者を対象として,術後急性尿閉,術後腹部膨満に対する効果を検討し次の結論を得た.1)術後自然排気及び自然排尿迄に要する時間は投与群に於いて,非投与群に比してかなりの短縮を認めた.2)各種病因による排尿困難を訴えた患者に本剤の内服を試み,大多数の症例に有効であった.3)本剤の投与中は何らの副作用も認められなかつた.Besacolin was clinically applied for the patients h aving dysuria, postoperative urinary retention or postoperative abdominal distention. Postoperative patients, whom Besa c olin given, became able to void and/or expell gas in rather early postoperative period comparing with those who did not take Besacolin. Patients with dysuria from various causes greatly improved following oral administration of adequate doses of Besacolin. No side effect was recognized.
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