ネパールの小学校教育に関する実態調査
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概要
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ネパールの小学校教育の実態を明らかにするためにアンケート調査を実施した。調査は2000メートル以上の山岳地帯、1000メートル前後の丘陵地帯、都市部の3地域に分け、実際に各学校を訪問し行った。質問内容は、母語、話せる言語、教授用語、国語観、教員の学歴、免許の取得状況、就労経験、バス・ストップ教職観、教職に対する満足度、就職方法、担当科目数、学級規模、就学率、中退・落第の理由、子どもの賃貸しに対する見解、教員の教育目的などについてである。今回のアンケート調査では多くの学校でアンケート終了後に学校長が意見交換会を開催してくれた。これによってアンケートに関する質疑応答を行う機会が得られ、アンケート結果の分析からだけでは理解できない貴重な補足意見を収集することができた。ネパールの学校の状況は日本とは全く異なっているので教育史的理解が不可欠となる。調査の結果と考察に当たってはこの点にも配慮した。
- 大阪教育大学発達人間学講座の論文
- 2000-02-29
大阪教育大学発達人間学講座 | 論文
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