研究解説 : 接合要素とその有限要素解析における応用

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概要

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連続体の力学では，変位や応力に不連続の存在する問題に出会うことがしばしばある．二物体間の接触部や境界面，あるいは接着層などはそのよい例である．有限要素解析において，このような問題をどのように取り扱うかは永年の課題であった．ここでは，不連続面に接合要素を挿入する方法を用い，パラメータ平面から物理平面への幾何学的な写像により，有限要素法の標準解析ルーチンに接合要素を簡単に組み込むことができることを示す．従来の四角形要素のほかに新しく三角形状の接合要素についても研究した．とくに，相対する二物体表面上の節点座標値に差のある場合や，接触面上でのすべりの大きい問題では，三角形状の要素がきわめて有用である．
東京大学生産技術研究所,Institute of Industrial Science, the University of Tokyo,東京大学生産技術研究所　第1部固体材料強度学,株式会社日立製作所の論文
1979-06-01

著者

山田嘉昭
東京大学生産技術研究所第1部(元)

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