家庭科学習の定着度
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概要
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本研究では、奈良教育大学附属小・中学校の児童生徒および奈良教育大学の新入生を対象とした生活基礎力調査を実施し、家庭科の学習内容が実生活にどの程度定着しているかを調べ、現在の家庭科の授業内容やカリキュラムの改善につなげることを目的とした。その結果、食領域では全ての学校種段階で、ある程度の定着がみられたが、衣領域では学校種が上がるにつれて定着度は低下し、住領域では学校種に関わらず、定着度は低いことがわかった。男女の定着度の比較では、小学生においては、大きな差は認められなかったが、中学生、大学生においては、男女差が大きく、男子の定着度が低下する傾向にあることが明らかになった。これらの結果は、家庭科学習において、食領域だけでなく、衣・住領域の学習内容を充実させることや、学校種を問わず、男女ともに家庭科の定着度が高まるよう、カリキュラム上の工夫が必要であることを示している。
- 2010-03-31
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