障害児学級における食と農をテーマにした総合的学習の試み
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概要
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2002度より実施された現行学習指導要領は、小・中学校に設置されている障害児学級にも少なからず影響を与えている。従来より障害児学級では、生活に必要な事柄を実際的・総合的に学ぶ「生活単元学習Jが数多く実践されてきたが、新学習指導要領により、教育課程の中に総合的な学習の時聞を加えて編成することも可能になった1)。これらの流れに関連して、最近、障害児学級担任等によって組織される研究会では、生活単元学習と総合的な学習の時間の違いや、障害の程度が大きく異なる学級集団における総合的な学習の時間のあり方が話題になることが多くなっている。そこで、今般、筆者らは食と農をテーマにした総合的な学習の時間の単元を新たに開発するとともに、A小学校の障害児学級にて実証授業を行い、さまざまな知見を得ることができた。本報告では、その中で子どもたちの関心が大きかったものを中心に報告することにしたい。
- 埼玉大学教育学部附属教育実践総合センターの論文
著者
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