心室細動発生前後に著明なJ waveが見られたBrugada症候群の1蘇生例
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概要
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症例は30歳,男性.健康診断のため近医受診し,心電図検査を受けた直後に突然意識消失.心室細動を認め,心肺蘇生が施された.電気的除細動を含む約40分の心肺蘇生にて洞調律に回復し,当院に搬送された.ICU入室しカテコラミンの大量投与などにて入院3日目に人工呼吸器を離脱,当初みられた低酸素脳症による記銘力障害も,約2週間で全快した.健診の心電図では全誘導にJwaveを認め,入院後は日内変動を伴うV1,2でのsaddle-back型からcoved型へのST上昇を認め, Brugada症候群を疑った。入院約4週間後に植込み型除細動器の移植術を施行した.発作直前を含めて経時的に特異な心電図変化を認めた,特発性心室細動蘇生成功症例を経験した.
- 2009-01-15
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