寛骨臼両柱骨折についての検討
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概要
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寛骨臼両柱骨折は,未だ治療困難な骨折の一つである.著者らは当センターにて手術治療を行った寛骨臼両柱骨折の6症例について検討した.全例男性で,受傷時年齢は平均52歳であった.手術は全例 ilioinguinal approach のみで施行した.関節面の整復は6例中5例で良好であったが,1例では5mmの偏位が残存した.自験例のごとく寛骨臼両柱骨折の多くは ilioinguinal approach のみで関節面の整復が可能であった.しかし ilioinguinal approach のみでは後柱の整復が困難な場合があり,その際は Kocher-Langenbeck approach や modified Stoppa approach を追加する必要がある
- 北海道整形外科外傷研究会の論文
- 2007-00-00
北海道整形外科外傷研究会 | 論文
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