2000~2001年度の札幌市における ノーウォークウイルス遺伝子の検出成績
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概要
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2000年度および2001年度に札幌市で発生した食中毒等の事例において採取された糞便材料154検体について,3種類のプライマーを用いてノーウォークウイルスの検査を行い,検出された遺伝子型と各プライマーの検出率を比較検討した。ウイルス遺伝子が検出されたのは47検体で,GⅠ型が27検体,GⅡ型が20検体であった。NV81/82ビM82プライマーではGⅠ型,Yuri22R/FおよびP1/P3プライマーではGⅡ型の検出率が高かったが,2つのgenogroupの遺伝子を単独のプライマーで検出することはできず,当面複数のプライマーの併用が必要と考えられる。
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札幌市衛生研究所 | 論文
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