客車暖房のカスケード制御装置
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概要
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客車の暖房裝置を車内の温度に応じて自動的に開閉し,常に快適な車室温度を維持する自動制御裝置.カスケード制御方式を採用し,主ループ(マスタ)の検出端は車室温度を,副ループ(サブマスタ)の検出端は熱源付近の温度を検出する.回路はシリコン・トランジスタ6石と最小限の部品で構成し,車両に既設の電源を使う.車内積載を考えて小型軽量,しかも堅牢で安価なことを目標にした.問題は熱源付近の温度の脈動を最小にとどめ,同時に外気温度の変動に対する室温のオフセットを少なくすることで,これはマスタ,サブマスタの感温抵抗によって調節できる.実験箱と車両による実験から,この抵抗比を決定した.
- 東京大学生産技術研究所,Institute of Industrial Science. University of Tokyo,東京大学生産技術研究所 電力機器学,東京大学生産技術研究所 電力応用,Institute of Industrial Science. University of Tokyoの論文
- 1963-09-01
著者
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