体育授業における教師の実践的知識の形成過程― 教師との対話事例を手がかりに ―
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概要
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教師の実践的知識は暗黙的とされるが,今日では教師の省察を対象にした行為研究で多くの特徴が論じられてきた。だがその多くは共同研究者との構成的な条件下での研究であり,実際の教師の現実に踏み込んでいない。本稿では研究的状況にない,教員研修の中での教師の発話プロトコルをもとに教師の知識形成過程を探る。その視点に Kolb の経験による学習のプロセスの考え方を採用した。教師の省察が抽象的概念化に至る過程で知識が収束・同化する点に注目し,「計画遂行」「子どもへの対処」「成果の把握」の3つについて知識形成の可能性を検討した。
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