学級規模が児童の学級適応に及ぼす影響(4)--少人数学級と通常学級に在籍する児童の保護者を対象に
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概要
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本研究では, 学級規模の違いが保護者の学校生活認知と子育て不安とに及ぼす影響について, 子どものきょうだい関係の要因をふまえて検討することを目的とした。対象は, 少人数学級に在籍する小学校1年生の保護者118名と, 通常学級に在籍する小学校1年生の保護者104名であった。計222名に対して質問紙調査を実施し, 学級規模と子どもの保護者の「対教師認知」が通常学級の保護者に比較してポジティブであることが明らかとなった。また, 少人数学級においては, きょうだいのいる子どもの保護者のほうが, 「対子ども認知」がポジティブであり, 「子育て不安」が低いことが明らかとなった。少人数学級のプラスの効果が示される一方で, 「子どもの人数が少ない」という物理的特徴がひとりっ子をもつ保護者の意識に影響を及ぼす可能性が示唆された。研究論文・実践報告
著者
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