教育改革政策のアカウンタビリティ構造に関する一考察
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概要
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「教育におけるアカウンタビリティを高める」ために採られる政策は多種多様であるが、それらは概ね以下の4つのアプローチに分類される。即ち、学校選択制度や教育バウチャーなどの「市場競争的アプローチ」、イギリスの学校理事会やコミュニティ・スクールといった「意思決定の分権化アプローチ」、教員の専門性を重視した「専門職的アプローチ」、そして中央政府や教育委員会、校長等学校管理職の役割を重視した「管理的アプローチ」である。各種アカウンタビリティ政策を実施する際には、それがここでのどのアプローチを採用し、そこではアカウンタビリティの構成要素である5W1H(いつ、どの程度、誰が、誰に対して、何に関して、どのようにして)はどのような構造になっているのかをまず明確にすることが必要とされる。
- 2009-03-30
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