国語科”写真リテラシー”の基礎・基本学習から発信・評価学習へ ―到達目標(評価基準)を明確にした授業・評価開発(小学校1年生)―
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概要
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学校教育全体の中核としての「国語学力」の向上,そのための具体的な授業・教材・評価方法の開発と提案が緊急に求められている。一方,「伝え合う力を高める」という学習指導要領「国語科」の趣旨が表面的に理解されたため,安易な「話す・聞く・活動型の学習」が蔓延し,子ども達の論理的なコミュニケーション能力(話す聞く・書く),文字や音声・メデイア等の多様な情報を「読み解く力=リテラシー能力」の基礎・基本がきわめて低下している現実がある。国語科の基礎・基本から発展学力を,子ども達に「楽しく・シンプルに・系統的に」身につけさせるためには,何よりも漠然とした方向目標やめやす(「国研」の規準)ではない「到達目標(評価基準)]の明確な授業・評価システムの開発が必要不可欠である。本稿は子ども達に論理的で豊かなコミュニケーション能力と多様な情報を「正確に」理解し主体的に判断・批評することのできる情報リテラシー能力の基礎・基本を育成するために,静止画像であるメデイア(写真リテラシー)の教材開発・授業開発・評価方法の開発等を通して,今日的な国語学力育成の課題について実践的に提案したものである。
- 愛知教育大学教育実践総合センターの論文
- 2005-02-28
愛知教育大学教育実践総合センター | 論文
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