母子関係の悪い一少女の箱庭について--食事が終わるのに3時間かかるS子ちゃん
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文は,「食事が終わるのに3時間かかる」と嘆く母親に連れられて来所した小学校4年生女児S子のプレイセラピーの経過を報告したものである。S子は,人形遊びや箱庭などの中で,「良い子」と「わがまま姫」,「楽しい国」と「ジャングル」などの〈2のテーマ〉をよく表現したり,「100年間ウンコをしていないみなし子」を主人公にしたりすることにより,分裂し苦悩する自我イメージを象徴的に表現した。そこで,これらの象徴的な表現を掘り下げることにより,<食べること>の意味についてウンコや毒との関連から考察した。
- 愛知教育大学教育実践総合センターの論文
愛知教育大学教育実践総合センター | 論文
- 家族会への参加と引きこもりの改善 ―民間支援機関における質問紙調査から―
- 復唱法を生かした算数授業の創造
- 「ずれ」を生かした算数授業の創造
- 高機能広汎性発達障害の子どもの心理臨床査定についての一考察
- 児童虐待への現代的まなざし ―暴力はいかなる意味において問題なのか―