北海道の1地方病院において2年間に経験したマダニ刺咬症30例のまとめ
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概要
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1992年及び1993年に遠軽厚生病院を受診したマダニ刺咬症30例中,ライム病は3例であった.年齢は0〜88歳までと幅広い層にみられたが,9歳以下が多かった.季節的には5〜7月にかけて集中しており,刺咬部位としては頭頸部が多かった.多くの症例は刺咬発生後3日以内に受診していたが,ライム病症例ではいずれも2週以上を経過して受診していた.治療は主に刺咬部周囲の皮膚を含めた切除と,ライム病予防のための抗生剤の投与を行った.追跡調査した限りにおいて,3例以外はライム病発生者はなかった
- 金原出版の論文
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