神経耳科学的検討を加えたアーノルドキアリ奇形の2例
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概要
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症例1(14歳):症例2(54歳女).いずれも歩行時のふらつきを主訴とし,画像検査によりアーノルドキアリ奇形I型と診断したが,画像所見から障害部位やその程度を推測するのは困難で,神経耳科学的評価により推測することができた.症例1では神経耳科学的にsmooth pursuit(SP)と視運動性眼振(OKN)の触発不良を認め,脳幹機能の障害が示唆された.温度刺激検査においては明らかな温度眼振第2相が観察された.症例2は症例1と比較して著明な下向きの自発眼振を認めたが,SPとOKNの障害は軽度であった.温度刺激検査では温度眼振の視覚性抑制の低下を認め,小脳片葉の機能障害が示唆された.障害の程度は症例1の方が大きいと推察された
- 耳鼻咽喉科臨床学会の論文
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