【乳腺MRI】 乳癌における高b値拡散強調像の有用性の検討
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概要
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乳癌症例において複数のb値拡散強調像を撮像し、高b値拡散強調像の有用性を検討した。拡散強調像を撮影し、その後手術を施行して、乳癌と確定診断した34例を対象とした。組織学的に浸潤癌14例と非浸潤乳管癌(NIDC)、あるいは非浸潤乳管癌主体癌20例に分けた。病変部のSNR平均値は、いずれもb値の上昇とともに低下した。CNR平均値も同様に、b値の上昇とともに上昇した。CNR平均値はb値1500s/mm2が最も高く、100s/mm2の間に有意差を認めた。組織別では、浸潤癌のCNR平均値はb値100、500、1000、1500s/mm2の順に、17.3±24.2、44.0±40.4、47.0±26.4、482±32.5で、NIDCおよびNIDC主体癌での平均値は同様に、8.67±7.45、17.1±21.4、178±13.7、23.5±16.5で、両者の間にb値500、1000、1500s/mm2で有意差を認めた。
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