大規模農業地域における小中学生の発達・学習課題と家庭の役割―北海道十勝管内士幌町での学校調査を通して―
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概要
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1995年の経済同友会による提言や,第15期中央教育審議会の答申以来,「学校のスリム化」や「学校・家庭・地域社会の連携」が,学校教育を巡るキータームとなっている。そのため,3者連携の可能性を探る調査や研究がなされてきている。しかし先行研究には,1;制度面を重視しすぎて肝心の子どもたちへの視点に欠ける,2;保護者,子どものどちらか一方だけへの調査になりがちである,3;両者の意識を探るものでも全国区のマクロな調査になり,地域特有の課題が見えにくい,といった少なくない弱点がある。これらを克服するため,北海道十勝管内士幌町において,保護者と児童・生徒を対象とした調査をおこなった。その結果,1;保護者における複雑な学歴意識,2;「地域」の教育力評価の低さ,3;士幌町独自の理由によると思われる特徴的な生活の実態,4;士幌在住歴の長い家庭における,親子間のコミュニケーション認識のギャップが明らかになった。
- 2005-12-20
著者
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