義勇八犬傳 : 解題と翻刻
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概要
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『南総里見八犬伝』の抄録本を紹介し続けてきたが、今回は『義勇八犬伝』を紹介したい。此本は草双紙風の摺付表紙を備え、全丁に挿絵が入っていて、その周辺に仮名漢字混じりのパラルビで本文が記されている。よく、草双紙の余白に見られる地口や登場人物の台詞などの書き入れは一切見られない。また、初編と二編の表紙は独立した絵柄で、合巻の様に二冊続きの絵柄ではない。さらに、五丁で一冊の意識が見られないことから、草双紙に近い板面を持つ「切附本」と呼んで差し支えのない種類の本だと思われる。
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千葉大学文学部 | 論文
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