絆創膏による気管内チューブ固定法(II-12法)の検討
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概要
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絆創膏による気管内チューブ固定法(II-12法)の固定方法の実際を説明し,この固定方法の問題点を「体動の制限」と「予定外抜管の発生状況」から分析した.また,新生児看護標準化委員会による「気管内チューブ固定法の評価基準」に沿って評価を行い,この固定法は頑丈で計画外抜管は少ないが,①貼付面積が頬全体と大きい,②合成ゴムの粘着剤を使用しているため粘着成分が頬に残存し皮膚を刺激する,など,皮膚に過剰な刺激な負担をかけている可能性があることが示唆された.We explained the way of fixing an endotracheal tube by an adhesive plaster (II-3). There was a problem in this method. We analyzed it by "restriction of the movement", and by "the occurrence of coming off of a tube in the trachea, by itself".Also, we estimated it by "criteria on tube fixation" (committee). This method was firmly fixed, and there were few instances of extubation.However, it showed some possibility that this method caused too much damage to the skin. For example, 1) the area of the adhesive plaster was the whole check, and 2) because of using synthetic rubber, adhesive ingredients remained on cheeks, and irritated the skin.
- 日本新生児看護学会の論文
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