オートポイエーシス・システムによる学校臨床へのアプローチ
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概要
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本研究では,学校臨床におけるシステム論の活用の仕方について検討した。まず,学校臨床においてシステム論を適用することにまつわる困難について論じた。特に観察者の位置付けについて精査する必要があったため,オートポイエーシス・システムを通じた以下の3点,(1)観察者の留保,(2)システムの要素を人間からコミュニケーションに変更すること,(3)行為者の行為の調整の仕方に焦点化すること,によって検討した。この3点に基づき,5つの実践場面を提示し,学校臨床におけるオートポイエーシス・システムの可能性を検討した。
- 日本ブリーフサイコセラピー学会の論文
- 2012-12-31