不測の事態を抑止し,対処できる組織の要件 : 高信頼性組織,レジリエンス,安全文化を踏まえて(安全と人間)
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概要
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これからの企業・組織においては,大災害への十分な備えと共に,不測の事態(事前に想定していなかった重大事象)が発生した場合にも適切に対処することが求められている.不測の事態の発生を抑止しつつ,事態発生時には適切に対処できる組織に関しては,これまでに高信頼性組織やレジリエンスといった概念が提唱されてきた.しかし概念に対する基本的な理解が定着しないまま,産業現場に導入されつつある.また従来,安全管理上の目標として重視されてきた安全文化とこれらの概念との関係が明確でないため,今後目指すべき方向性も不明確なままである.そこで本稿では,上記3つの概念,すなわち高信頼性組織,レジリエンス,安全文化に関する知見を整理・統合し,これからの組織に求められる理論的要件について考察した.
- 2014-03-01
著者
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