MDS符号を適用した分散ストレージにおける信頼性を考慮したデータ配置法(データの信頼性,並列/分散/協調とディペンダブルコンピューティング及び一般)
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概要
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ディスクアレイや分散ストレージシステムの信頼性向上のために,Reed-Solomon符号などの最大距離分離(MDS)符号が広く適用されている.符号語シンボルは複数のストレージ要素,例えばディスクドライブやストレージノードに分散して配置される.誤り訂正符号を用いることの欠点の一つはデータ更新の際にかかるコストである.つまり,あるストレージ要素内のデータを更新するとき,符号語の一貫性を保つために複数のストレージ要素へのアクセスを要求することとなる.しかし,他のワークロードとのアクセス衝突,消費電力抑制のための動作休止,外部からの攻撃,などの原因により,すぐにはストレージ要素へのアクセスができない場合がある.本稿では符号語シンボルの動的な配置法を提案する.本手法では,データ更新などの符号語の書き込みの際に,他の符号語の検査部への上書きを許容することにより,すぐには利用できないストレージ要素へアクセスする確率を低減することが可能となる.評価の結果,提案手法ではRAID-1やRAID-6に比べ,MTTDLと更新の際の効率が向上することを明らかにした.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-07-25
著者
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