高齢者一人一人の公共図書館へのニーズ
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概要
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日本社会の高齢化が進む今,公共図書館では高齢者の利用増加や高齢者サービスの必要性が語られるが,その一方で高齢者サービスの理念や手法が現場で確立しているとはまだ言い難い。そこで,高齢者サービスには何が必要なのか探るため,公共図書館での高齢者の利用実態やニーズを知ることを目的として,都市近郊と地方の双方から対象館を選び,統計分析や図書館訪問調査を行った。その結果,高齢者の利用は人口構成比と比べればまだ少ないこと,利用実態としては小説の利用の多さなどに特徴はあるが,地域性や性別などにより異なり多様であること,などが分かり,一人一人に細やかに応えるサービスの必要性が明らかになった。
- 2014-03-01
著者
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加藤 ひろの
吹田市立さんくす図書館
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脇坂 さおり
読書調査研究グループ:滋賀県立図書館
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脇坂 さおり
滋賀県立図書館
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西尾 恵一
大阪府立中央図書館
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加藤 ひろの
吹田市立千里山・佐井寺図書館
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村林 麻紀
八尾市立八尾図書館
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