接合点(Juncture)としての環境芸術 その1 : リノベーションからリ・インテンシファイへ
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概要
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これまで、既発表論文「風景を喚起させる空間インスタレーション論」、「環境芸術なる連続性」を通じて、環境芸術の造形手法とそれら作品の捉え方について考察してきた。双方とも環境芸術の定義の一役を担うことを期待し、また作品制作における可能性を拡げることを目指した。本稿は、2012年に実施した3件のプロジェクト、(1)《Previous landscape》小樽/北のウォール街アートプロジェクト(北海道)、(2)《Existent Landscape》イスア推進会議/杜舞台アートプロジェクト(徳島県)、(3)《View》十勝先年の森/北海道ガーデンショー(北海道)の制作研究報告を行いながら、あらためて、作品の置かれる場所の既存の風景や地域遺産、既存のコンテクストと、作品の関係のありかたについて考察を行うものである。「接合点」(Juncture)としての美術、また美術・デザインの近似構造を手がかりに整理する。また、環境芸術空間として実現する造形手法について「リ・インテンシファイ」(再強調)として説明する。
- 2013-10-26
著者
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