1932年から1949年までの横浜高等工業学校附設工業教員養成所卒業生の就職状況
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概要
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本研究は、卒業生の就職状況の特徴から戦前日本の工業教員養成における横浜高等工業学校附設工業教員養成所の役割の一端を分析した。進路がわかる1932年から1949年までの同養成所卒業生289名のうち学校の教員となった者は93名であり、残り196名の多くは日立製作所等の製造業を主とした民間企業を進路とした。ただし、同養成所には、横浜高等工業学校本科と異なり少なくない数の師範学校卒業生が入学しており、学校の教員だけでなく民間大企業の技術者等にも進むことを可能とする社会的な上昇経路としての機能を併せもつようになっていたといえる。
- 日本産業教育学会の論文
- 2008-01-31
著者
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