社会主義市場経済下の中国の中等職業教育改革 : ドイツのデュアルシステムの受容過程に即して
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概要
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本稿は、ドイツのデュアルシステムの受容過程とその実態の分析を手がかりにして、社会主義市場経済下の中国職業教育の特質と課題を解明することを目的とする。3つの時期に区分される受容実態の考察により、以下のことが明らかになった。(1)中国の職業教育はドイツのデュァルシステムを1つの改革モデルとして採用したこと、(2)そのことにより、中国職業教育の教育課程編成の面では、理論教授中心から実践訓練の重視に転換したこと、(3)しかし、ドイツ的システムをそのまま受け入れるより、むしろ地域や自国の職業教育における特性を考慮し、中国的デュアルシステムを構築しつつあることが確認された。
- 日本産業教育学会の論文
- 2000-01-31
著者
関連論文
- 李敏著, 『中国高等教育の拡大と大卒者就職難問題-背景の社会学的検討』, 広島大学出版会, 2011年3月発行, 3619円+税, A5判, 249頁(図書紹介)
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