大学生の情報通信技術オペレーション不安と「ケータイ・コミュニケーション」の逆機能的側面の実感との関連
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概要
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本研究は,情報通信技術オペレーション不安と,ケータイ・コミュニケーションの逆機能的な側面(受動的対人関係,束縛,情報不安,逃避,言語表現力の低下,煩わしさ)との関連を明らかにすることを目的とした。そのために,茨城県と埼玉県の大学生541名(文系)を対象とした質問紙調査を実施した。重回帰分析の結果,情報通信技術オペレーション不安と関連するのは,「束縛」と「情報不安」,「逃避」であった。情報通信技術の操作に不安を感じていると,ケータイ利用において束縛を感じたり,ケータイからの情報漏洩を心配したり,ケータイを逃避に用いたりしている可能性が示唆された。ケータイコミュニケーションの充実のためには,情報通信技術オペレーション不安を検討する必要性があると考えられる。
- 日本教育メディア学会の論文
- 2006-01-30