80MHzおよび250MHzの超音波顕微鏡による脂肪肝・線維症ラット肝臓の音響特性解析(非線形音響,一般)

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概要

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近年,超音波を用いた複数の組織性状診断法が開発され臨床現場においても使用され始めており,これらの指標とされるエコー信号特性と組織物性の関係性を詳細に把握しておく必要性がある.また,組織内は様々なサイズ・組成の散乱体が分布しているため,複数の周波数を用いることが組織特性解析に有用であると考えられる.我々は,エコー信号の性質を決定する主要因である音速・減衰に着目し,これらの音響特性と組織物性の関係性を把握するため超音波顕微鏡を用いての計測・解析を行った.本報告では,80MHzおよび250MHzの振動子を用いてラット肝臓における脂肪,線維の計測・解析を行った.その結果,各周波数帯において組織の特性を確認することができ,高周波帯を用いたミクロな音響特性解析が可能であることが示された.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2013-04-16

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