中山間地域県立大学ふるさと支援隊活動の検討-女性の健康と育児支援を焦点に-
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概要
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埼玉県中山間部の活性化、特に大学生による若い感性や専門知識を活かして中山間地域に活力をもたらす支援として、 埼玉県農林部では中山間地域ふるさと事業調査研究業務制度が設けられている。県立大学では平成24年度より県大ふるさと支援隊として採択を受け、学生、教職員、県の農林部とともに住民と協働活動を行なった。そこで活動を振り返り、 今後の地域での女性の健康支援と育児支援を焦点にあてた活動の検討を行った。その結果、中山間地域の女性の健康支援や母子保健、育児支援のための調査や研究報告は少なく、大学の専門機関としての役割としては、まず基礎的な調査 が必要であることが推測された。その上で具体的な協働活動としては、中山間地域の総合的な理解のための学習をふまえた、学生の目線による住民との交流と女性の健康や育児支援関係の事業の企画実施などが考えられた。
- 埼玉県立大学の論文