保育者養成学生の継続的学習意識の獲得に向けた 問題解決型学習の試行
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は、保育者養成段階にある学生が、保育者として必要な資質であるとされる学習し続ける力、すなわち継続的学習意識を獲得することが可能となる教育手法の必要性に注目し、帯広大谷短期大学において、問題解決型学習の手法を取り入れた授業に関する実践報告である。問題解決型学習の試行にあたっては、帯広大谷短期大学では、対話的アプローチの手法であるワールド・カフェを中心とした実践を既に保育者の資質向上の取り組みとして実施していたため、問題解決の過程への参画と実践的課題の解決における効果として問題解決型学習がある程度の効果を期待出来ることが確認された。また、保育者にとって自身の実践の振り返りを含めて学習し続けることにより質向上が図られるといった、学習による問題解決能力の醸成についても、学生が体験的に理解しやすいことがある程度示された。今後の課題としては、問題解決型学習が保育者養成における教育手法としてあげられる効果について、検証するとともに、他の実践的問題の解決に向けた更なる積み重ねと検証が必要であると考える。
- 2014-03-31
著者
関連論文
- 幼稚園4・5歳児の対人葛藤解決
- 保育者養成における実習指導への対話的アプローチの導入に関する基礎研究
- 保育者省察尺度の妥当性検討についての一研究
- 継続的カンファレンスで対話を重ねることによる保育者の意識の変化
- 保育者養成学生の継続的学習意識の獲得に向けた 問題解決型学習の試行
- PC-003 現任保育士の園外研修における対話的アプローチの研修効果 : 実習生と現任保育士との比較(発達,ポスター発表)