2020 震災を受けた鋼板補強橋脚の調査(コンクリート構造の耐震技術 診断,補修・補強)
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概要
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兵庫県南部地震以前に阪神高速道路3号神戸線月見山地区にて震災前に補強が必要と判定されたRC橋脚耐震対策として一部の橋脚を除きエポキシ樹脂接着による鋼板巻立て補強を行なっていた。震災後にこれら橋脚の概略調査の結果1)柱部の補強鋼板の一部に浮きが発生していた。2)浮き位置をコアー採取した結果コンクリートには異常がなく、樹脂注入材がコンクリートをつかみはく離していた。3)補強橋脚と隣接する同種構造の未補強橋脚にて鉄筋の座屈および被りコンクリートのはく落が見られた。これらより実際の被災地域にて、RC橋脚鋼板巻立て補強工法の有効性の一部が実証された。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1996-06-17
著者
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