3228 震災を受けた補強済橋脚の鋼板撤去調査(耐震補強(構造))
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概要
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兵庫県南部地震以前に,阪神高速道路公団では,昭和61年の耐震点検により主鉄筋段落し部の補強が必要と判定されたRC橋脚に対して,エポキシ樹脂接着による鋼板巻立て補強が行われていた。震災後,外観調査,および鋼板を剥がしての内部調査を行った。その結果,D主に南北方向の地震動の影響を受け,鋼板の浮きが発生した。2)鋼板接着箇所の橋脚柱部には,新しいひび割れが発生していなかった。3)未補強の橋脚柱部には,水平方向に,ほぼ帯鉄筋の間隔でひび割れが発生していた。以上等から鋼板接着による主鉄筋段落し部の耐震補強工法は,期待した補強効果が発揮できたことを確認した。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1999-06-21
著者
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岡本 典之
ショーボンド建設(株)大阪支店技術部技術二課
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知崎 桂三
ショーボンド建設(株)大阪支店技術営業部
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冨松 泰秀
ショーボンド建設(株)大阪中央支店技術部
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冨松 泰秀
ショーボンド建設(株)大阪支店技術部
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斉藤 博行
財阪神高速道路管理技術センター
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