2019 特殊グラウト材の耐震補強工事・鋼板巻立て工法への適用(コンクリート構造の耐震技術 診断,補修・補強)
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概要
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阪神大震災以降、耐震補強工事に多用されている鋼板巻立て工法にっいて、エマルジョンを併用する場合と併用しない場合の2種のプレミックス特殊グラウト材を用い、その充填性を検証した。その結果、特殊グラウト材は注入口の閉塞や材料分離などが起こらず、またポンプにかかる負荷も少なく施工できた。ただし、間隙幅10mmの柱への注入の場合、間隙の最狭部が5mm以下の箇所ではモルタル充墳が不充分となるので、鋼板巻立ての際間隙の最狭部を5m以上にする必要がある。また、アンカーボルトは鋼板の変位を抑制するが、モルタル充填の支障となることがあり、その配置にも注意する必要がある。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1996-06-17
著者
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近藤 直孝
電気化学工業(株)青海工場セメント・特混研究所
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柳沢 直仁
電気化学工業(株)本社 セメント特混事業部
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半田 実
電気化学工業(株)青海工場セメント・特殊混和材研究所
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福嶋 一秋
電気化学工業(株)青海工場セメント・特殊混和材研究所
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