1190 偏向部を有する連続繊維マルチ緊張材の引張強度特性に関する実験的検討(連続織維(材料))
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概要
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本研究では、連続繊維マルチ緊張材による外ケーブルシステムを実用化するにあたり、炭素繊維とアラミド繊維を用いたマルチ緊張材を対象として偏向状態での引張試験を実施し、偏向装置による曲げ上げが連続繊維マルチ緊張材の引張強度特性に与える影響について検討した。実験結果より、曲げ上げられたマルチ緊張材の引張強度は直線,配置状態のそれに比べ8〜9%程度低下すること、また、強度低下の原因はマルチを構成する各単線間のひずみのばらつき増加と曲げ上げに伴う単線自体の引張強度低下に大別され、両要因が複合して引張強度特性に関与することが明らかとなった。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1996-06-17
著者
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服部 篤史
京都大学工学部土木工学科
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真嶋 光保
大阪市立大学 工学部土木工学科
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中田 順憲
極東工業(株)大阪支店設計部
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中田 順憲
(社)プレストレスト・コンクリート建設業協会
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山名 宗之
阪神高速道路公団大阪管理部調査設計課
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服部 篤史
京都大学工学研究科土木工学専攻
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