3-2 昇温化が住宅における空調用エネルギー消費量に与える影響(セッション3 温熱環境I,研究発表,人間-生活環境系の現在・過去・未来)

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概要

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本報では、数値シミュレーションモデルを用いて都市域の昇温化が住宅の空調用エネルギー消費量に及ぼす影響について検討を行った。得られた知見を以下に示す。1)札幌および仙台を除く都市において、通風時間が全在室時間の半分弱である一方で、冷房時間は2割から4割程度であり、その結果として冷房用エネルギー消費量についても比較的大きな値を示した。2)これらの都市において、夏季には外気温が上昇するに従って冷房時間が増加し、特に3℃昇温した場合には気温変化に対して非線形的に増加した。なお、冷房用エネルギー消費量については概ね線形的に増加した。3)札幌において、5℃昇温した場合には冷房日数が7日であるのに対して、6℃昇温した場合には14日に増加した。
人間-生活環境系学会の論文
2006-12-01

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