高速時変伝送路に有効な差動時空符号化に関する検討(招待講演)
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概要
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本報告では,高速に変動する伝送路環境に有効な差動時空符号化に関して論じる.差動時空符号化は,時空符号化に差動符号化的な概念を適用し,伝送路変動に対する耐院を上げたり,受信側で伝送路特性が未知の場合にも動作(ブラインド動作)可能とする手法である.この差動時空符号は,multiple-input multiple-output(MIMO)伝送の中の送信ダイバーシチ(TD)に分類され,差動時空ブロック符号(DSTBC)と差動時空トレリス符号(DSTTC)に大分できる.DSTBCとしては,変調信号の包絡線は一定でないが,復調処理が平易な非定包絡線変調(NCM)型のDSTBCが広く検討されている.一方,DSTTCとしては,差動送信遅延ダイバーシチ(DTDD)やpertrasmit antenna differential mapping(PADM)送信ダイバーシチが検討されている.更に,これら差動時空符号は,高次伝送路予測を適用することで,その追随特性を大幅に改善できるという特徴がある.本報告では,これらの手法をトレードオフすることで,それぞれの得失を明らかにする.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-02-28
著者
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