差動時空ブロック符号化のための判定帰還ブロック遅延検波の特性 : 変調多値数の拡大とダイバーシチ受信が与える影響(一般,無線通信方式,無線通信システム,標準化及び一般)
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概要
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本報告では,差動時空ブロック符号化 (DSTBC : differential space-time block coding) のための演算量の少ない復調方式として,判定帰還ブロック遅延検波 (DFBDD) に関して論じる.筆者は,以前DSTBCに対して,メトリックの比較を行うことなく,復調信号から直接データ判定が可能である直接データ判定形式のDFBDDを提案した.加えて,本DFBDDに伝送路の高次予測を適用することで,少ない演算量で高い追随特性を実現できることを明らかにした.本報告では,この伝送路の高次予測を適用したDFBDDに関して,変調多値数の拡大とダイバーシチ受信がその特性に与える影響を,計算機シミュレーションにより明らかにする.その結果,本DFBDDは,32PSKかつ2ブランチ受信ダイバーシチの場合,正規化最大ドップラー周波数が1%の条件下で,ビット誤り率 (BER) フロアを10^<-3>以下にできることを明らかにする.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-10-10
著者
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