北大天塩演習林なだれ常習地の植生について(会員研究発表講演)
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概要
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1966年の冬季と夏季に北海道大学天塩地方演習林のなだれ常習地(Fig. 1)の植物を調査した。通例2〜4月に南斜面(山火跡のササ地)と北斜面の山脚部で全層なだれが発生する。1. 樹木は上長生長が悪くブッシュ化しているものが多い(Table 4)。2. 樹幹はいちじるしく谷側に倒れており,山側の枝は痕跡のみみられる(Fig. 3)。3. ダケカンバの樹皮が,なだれによってまくられている。4. ササは,なだれのない場所にくらべて密生度は変らないが,元口径,高さとも小さい(Table 5)。
- 北方森林学会の論文
- 1966-12-25
著者
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