29 連結振り子による制震システムの設計法に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In this paper, a new type of active response control system is proposed to improve aseismic efficiency of the base-isolation systems. Mechanical property of this new system is very simple, namely, control device is assembled by moving-mass to be installed in the isolated story and its dual connection with the upper structure and the basement. This system is named as an "Active Powered-Mass Couplers" system, one of the connecting members is actively controlled as that the 'negative' stiffness is apparently generated. By operating negative stiffness, motion of moving-mass is amplified, and 'dynamic damper' effects may be increased. Under generating negative stiffness with the active powered-mass coupler system, effective vibration isolating effects may be actualized by not introducing so large volume of the additional mass as for the general mass damper system. Optimal design of the active powered-mass couplers system is proposed by applying the general tuning theory for Tuned Mass Dampers (TMD) system and response control effects of this new system is investigated by numerical case studies. As a result from those evaluations, it is assured that the active powered-mass couplers can actualize remarkable reduction of responses at the area of resonant frequencies and can give effective seismic isolating operations for the acceleration responses.
- 一般社団法人日本建築学会の論文
- 2005-03-20
著者
-
向井 洋一
大阪大学大学院
-
藤本 正基
大阪大学大学院工学研究科
-
向井 洋一
大阪大学大学院工学研究科建築工学専攻
-
三宅 正嗣
日本電気(株)ブロードバンドソリューションビジネスユニット・エンタープライズソリューション事業本部
関連論文
- 2428 ファジィ制御を用いたアクティブ制震システムの実験的検証
- 2092 ファジィ制御によるアクティブ制震システムの実験的検証(構造)
- 2570 制振アルゴリズム検証用の実験装置開発に関する研究 : その2-擬似外部粘性型制御による装置の制振実験
- 2569 制振アルゴリズム検証用の実験装置開発に関する研究 : その1-実験装置の開発
- 2111 制振アルゴリズム検証用の実験装置開発に関する研究(構造)
- 中間階に免震装置を設置した建物における免震層の上部-下部構造の応答の連成と制御に関する研究
- 21452 中間層免震構造物の最大塑性率応答に着目した地震応答性状の検証 : その3:地盤との動的相互作用を考慮した場合の応答性状について(相互作用(解析)(2),材料施工)
- 21450 地盤との動的相互作用を考慮した履歴型構造物の地震応答特性に関する研究(相互作用(解析)(2),材料施工)
- 21449 履歴減衰装置の積極的性能利用のための構造物の層せん断力係数分布の誘導に関する研究 : その4 : 設計用層せん断力係数分布の有効性の検証
- 21448 履歴減衰装置の積極的性能利用のための構造物の層せん断力係数分布の誘導に関する研究 : その3 : 設計用層せん断力係数分布の誘導
- 21278 中間層免震構造物の最大塑性率応答に着目した地震応答性状の検証 : その2 : 免震層下部に履歴減衰性能を付加した場合の応答性状について
- 21277 中間層免震構造物の最大塑性率応答に着目した地震応答性状の検証 : その1 : 免震層挿入位置、ならびに免震層の最大塑性率応答の相違に対する比較検討
- 2082 免震層の最大塑性率応答に着目した中間層免震構造物の地震応答特性 : その2:免震層下部に履歴減衰性能を付加した場合の応答性状について(構造)
- 2084 履歴減衰装置の有効な性能利用のための構造物系の層せん断力分布の誘導に関する基礎的研究 : その2:設計用層せん断力係数分布の誘導、並びにその有効性の検証(構造)
- 21426 アクティブ・エアバッグ式制御システムの開発に関する研究 : その6 制御装置の複数層配置による応答制御について
- 21396 アクティブ・エアバッグ式制震システムの開発に関する研究 : その5 離散型評価関数における評価指標の相違による制御効果への影響について
- 21395 アクティブ・エアバッグ式制震システムの開発に関する研究 : その4 制御装置の特性改善と応答予測法の改良について
- 2091 地震入力レベルに応じた最大制御力切替方式による離散型最適制御法に関する一考察 : その2 モデル化誤差を伴う制御効果の影響について(構造)
- 2092 離散型最適制御法における試行制御力の選定に関する一考察(構造)
- 21433 地震入力レベルに応じた最大制御力切替方式を用いた離散型最適制御法の応用に関する一考察
- 2100 地震入力レベルに応じた最大制御力切替方式による離散型最適制御法に関する一考察(構造)
- 21370 離散型最適制御法における制御対象のモデル化誤差にともなう制御効果の相違に関する一考察
- 21457 履歴減衰装置の積極的性能利用のための構造物の層せん断力係数分布の誘導に関する研究 : (その2 : 設計用層せん断力係数分布の誘導)
- 21456 履歴減衰装置の積極的性能利用のための構造物の層せん断力係数分布の誘導に関する研究 : (その1 : 剛性分布の相違による影響)
- 2098 履歴減衰装置の有効な性能利用のための構造物系の層せん断力分布の誘導に関する基礎的研究(構造)
- 2046 ロッキング梃子機構にモードが指定された2層フレームモデルの地震応答(構造)
- 21331 連結振り子による制震(振)システムの開発 : その3.地震時応答の抑制効果の評価(アクティブマスダンパー,構造II)
- 21461 中間層免震構造物の最大応答層せん断力係数の分布に関する一考察
- 21394 アクティブフィンによる2方向制振に関する実験による検証 : その6 フィンの動作タイミングを考慮した制御則の検討
- 21005 アクティブフィンによる2方向制振に関する実験による検証 : その7 後方遮蔽型アクティブフィンシステムの開発(アクティブ制振,構造II)
- 2060 アクティブフィンを用いた2方向制振のための実験による検証 : その5 後方遮蔽型アクティブフィンシステムの開発(構造)
- 2051 連結振り子を導入したハイブリッド式免震構造の応答性状に関する一考察 : その2 免震構造物系の特性改善に関する検証(構造)
- 21004 連結振り子の併用によるハイブリッド式免震構造に関する一考察(アクティブ制振,構造II)
- 2068 連結振り子を導入したハイブリッド式免震構造の応答性状に関する一考察(構造)
- 2055 連結振り子式制震(振)システムの開発 : その2 実験装置試作のための予備的検証とその考察(構造)
- 2069 連結振り子式制振(震)システムの開発 : その3 定点理論に基づく最適調整法の提案(構造)
- 21335 連結振り子による制震(振)システムの開発 : その 2 2 層建物モデルでの基礎的検証
- 21334 連結振り子による制震(振)システムの開発 : その 1 1 層建物モデルでの基礎的検証
- 2113 連結振り子式制震(振)システムの開発
- 21112 連結振り子による制震(振)システムの開発 : その4 定点理論に基づくシステムの調整法の提案(連結制振,構造II)
- 履歴減衰型制震構造物の設計用層せん断力係数分布の誘導
- 29 連結振り子による制震システムの設計法に関する研究
- (2)建築構造物に対するアクティブ・エアバッグ式制震システムの開発に関する研究