階層モデルによる広帯域地震動の作成
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概要
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免震構造,FBR原子力建屋など新しい工法の構造物の動的解析に広帯域地震動が必要になってきた。本論文は,研究がかなり行われてきた断層モデルを用い,地震源の不均一性,不連続性に加えて,階層性も導入した,模擬地震動の作成法についての試みである。震源の階層性の導入によって初めて,微小破壊から大きな破壊への成長やマグニチュードと発生頻度の関係,短周期地震動の励起などが統一的に捉えられる。解析手法としては,インバージョン法を用いて,長周期地震波から震源過程の時空間分布を決めた上,階層モデルによる短周期側の補正によって広帯域地震動を合成する。最後に,数値シミュレーションによって本手法の有効性を示した。
- 一般社団法人日本建築学会の論文
- 1992-03-20
著者
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