3101 鋳鉄製接合具で接合したプレキャストRCはりの曲げ・せん断性状(プレストキャストコンクリート)

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概要

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大型のボックスカルバートやL形擁壁などの工場製品に実用されている鋳鉄製カップラー継手よりもさらに施工の簡略化とコストの低減を図ることを主目的に開発した鋳鉄製接合具を用いて,接合したRCはりの曲げ性状およびせん断性状を実験的に比較検討した。その結果,一体型のはりと比較した場合における,分割型のプレキャストRC部材を鋳鉄製接合具で接合したはりは,接合面に最初のひび割れが一体型の70〜80%の荷重で生じ,その接合面の開きも2〜4倍と大きくなるものの,曲げ引張破壊荷重は同等であること,後期荷重段階の曲げ剛性は大きいこと,せん断スパンに接合面を設けても,せん断ピンの効果により,せん断ずれは土木学会式によるせん断耐力の2%3の荷重が作用しても生じないことが認められた。
公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
2008-07-30

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